木には人間と同じく顔や性格が違うように、木の生まれた産地、日の当たる場所当たらない場所やさまざまな環境によって木には良し悪しのものが多くあります。
木は春に生長し、夏を頂点とし、秋の終わりには活動をやめ、年輪は一年に一つ増えていきます。従って年輪とは春材と秋材の境界線であります。
この春材と秋材がそれぞれ交互にできることで年輪が形成されます。
左側(木表)右側(木裏)
板目材の材面において、立木のとき樹心側に近かった面を木裏、樹皮側を木表という。一般に木裏は木表よりも木目が悪いといわれ、節も樹心に近い部分に出やすい。
木表よりも硬質で収縮が少ないため、乾燥すると木裏側に凸形にむくれる(木表側には反る)木表は節が少なく木目も美しく、削った表面には光沢があり、逆目も立ちにくい。
(A)部分で取れた材を本柾材が取れる。(B)部分で取れた材が追い柾材が取れる。
樹木の木口には年輪ができる。春から夏にかけてつくられる目幅の大きな部分を春材または早材といい、夏から秋にかけて形成される目幅が狭く色の濃い部分を秋材または晩材、夏材という。
春材は淡色で木細胞が大きく粗いため材質も粗く、秋材は木細胞が小さく密度が高いため材質は硬い。この春材と秋材がそれぞれ交互にできることで、年輪が形成される。
葉の形状による分類で、針形の葉形をもつ樹種を針葉樹、幅広の葉形をもつ樹種を広葉樹という。針葉樹は広葉樹に比べると、一般に樹形も真っ直ぐで曲がりの少ない樹種が多く、比較的軽量で木理が通っているため加工性もよい。
国産材ではスギ、ヒノキ、マツなどに代表され、木造の構造材から造作材まで幅広く利用されている。広葉樹は針葉樹に比べて一般に比重が大きく,硬質で強度もあり、堅木とも呼ばれる。
主材(ケヤキの大黒柱)などの構造に使われることもあるが、床板や家具、造作材として多用されており、塗装を施すことで木目がより引き立つものが多い。
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